能代宇宙イベント2014

1ヶ月前の話しですが、8月17日に能代宇宙イベントに行ってきました。

NoshiroSpaceEventLogo

学部生の時に有人ロケット研究会の方々と一緒に見学に行ってから連続で5回目の見学or打ち上げです。今回はちょっとすごいロガーが正式に学生のハイブリッドロケットの標準搭載品として採用されたので見学+サポートに行きました。

能代宇宙イベント2014

 

ロガーのリファレンスとして

能代ちょっとすごい

能代宇宙イベントでは学生が自らの手でロケット(やCanSatなど)を製作して飛ばしています。短期間ですごく色々が身につく面白いイベントです。能代宇宙イベント(のロケット側)はエンジンの開発運用や機体の製作、打ち上げまで大変色々やることがあって楽しいですが、その中でログを取るというのが一つ大事な要素としてあります。

  • 自分たちの作った機体がどこまで飛ぶのか、それは安全な範囲内なのか、物理の問題を解くように計算する「飛翔計算」
  • 打ち上げた機体がどこまで飛んでいき、どのように飛んでいったのか計測する「データロギング」(これが進むと機体の制御も・・・)
  • 計測結果や観測結果から振り返り作業そして次の開発のための「解析」

それぞれの段階があり、その中でも「データロギング」に「ちょっとすごいロガー」必要だと認められました。

各大学の学生が思い思いに作った電子基板のロギング装置はそれはそれで技術の修得にとても有意義ですが、計測したものが正確なのか、他のところと比べてどうだったのか?などわからない状態でした。それを解決するために計測データのリファレンスとして「ちょっとすごいロガー」を使ってもらいました。

イベント主催の秋田大学にちょっとすごいロガーを買ってもらい、ハイブリッドロケット打ち上げ団体に配布してもらいました。

結果としては、パラシュートが開かず落下したり、海に向かって打ち上げて回収できなかったりした大学が多く、データ回収率は高くなかったですが、学生ロケットの計測に十分使用可能だということは示せました。

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