読んだ本

人力飛行機設計するまでに読んだ本.

怠惰なために多くの本を読むことは出来なかった

独学でも本を読む労力を最小限にしながら,必要なところは押さえられると思う.

  • 航空力学の基礎

鳥人間業界だと有名.通称「銀本」.幅広くまとまっている.これを読んだから空力設計できるわけじゃないけど,必要な知識はだいたいこれで学べる.途中の薄翼理論と最後の章の圧縮性の話以外全部知ってるべき.チームで数人は読んでないと話にならないと思う.

  • 模型飛行機の科学

飛行機の知識なしに最初から銀本とか読もうとすると苦しいから入門的な本として先に読んでた

手元にないから詳しいこと忘れたけど読みやすくて良かった.

  • 航空機力学入門

設計始めてから飛行機の安定性とかが気になりだしてからつまむぐらいに読んだ.安定性の議論とかがしたくなったら必要なことは書いてある.けどかなり難しい.なるほど全然わからんって感じで眺めてた.入門って言葉に騙されたくなったら是非一読を.

  • 流体力学

他の学科で使ってた流体力学の教科書.粘性流体の境界層のあたりぐらいは役に立つかと思ったけど,数式を見て混乱し頭を痛めて挫折して辛くなるための本.流体力学の本としてはいいんだけど設計の役には立たない.ベルヌーイの定理だけ知っていれば十分って噂もある.

  • 材料力学の基礎

これも教科書.計算式以外にも考え方的に材料力学は必須.部品設計やったりちゃんと製作するつもりの人なら必ず勉強した方がいい.材料力学の教科書ならなんでもいいと思う.当時使ったというか読んでたのは前半だけ.前半だけで十分.

  • 入門 複合材料の力学

人力飛行機だと強度計算の多くは複合材料の知識が必要.当時はもっと分厚い本から選び出して勉強してたけど,この本だと比較的簡単に複合材料で知っておくべきことが学べる.材料力学を一通りやったあとに読むといい.

  • 【10/09/10追加】図解入門 よくわかる航空力学の基本

銀本は少し難しいというか全員向けじゃないのでもう少し簡単に理解したい人向け.著者名を見てるだけで人力飛行機向けなんだなと思ってしまう本(笑)

売ってる本じゃないけど

  • ベアリングメーカのカタログ

駆動回りのことを知っておこうとしてメーカーのカタログが教科書になって良い.一番キレイでわかりやすくまとまってた.例えばNSKとか.無料だし.

http://www.jp.nsk.com/app01/jp/catalog/index.html

まだ追加できそうだけど思い出せない

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