オープンソースロガーOpenLogの互換品作ってみた その1

大学生がプロジェクト方式でものつくりするような場面をたくさん見てきましたし、自分でも実践してきました。

この中でたまに問題になるのはセンサーからのデータ取得(AD変換)やLEDやLCDでの表示はできるけど、SDカードへの記録が出来なかったということです。ちゃんとやってる人からするとショボイところで躓くようだけど、初心者の集まりだと実際大変に思ってる人は多そうです。ArduinoとかmbedだったらSDカードも簡単に取り扱えるけど、それでも悩む人は悩むみたいです。少し前の自分もそうでしたし。

これを解決するのにいいものが売っています。SparkfunのOpenLogというものです。日本だとスイッチサイセンスで販売されています。実際使っていましたが、すごく簡単にログが取れて良い商品でした。

UARTでデータを送るとSDカードにそのデータが保存されます。SPIやSDIOという通信バスで繋ぐより速度は遅くなりますが、プログラムは非常に簡単になります。

概要

  • OpenLogはオープンソースハードウェアなので回路図も配線図もコードもオープン
  • 部品は全て秋月電子通商で買えるように部品変更
  • MPUはArduino Unoなどで使われるATmega328Pの表面実装部品
  • Eagle設計→FusinPCB発注
  • FusionPCBに送ったファイルも公開するので基板をFusionPCBに発注して自分でハンダ付けすれば使える
  • 2個以上作るならOpenLog買うより安い(かも)
  • AVRライターで中身を書き換え易い(本家はSDカードスロットと書き込みピンが近すぎて書き込みにくい)

例えばロガーではなく、SDカードに貯めたデータをシリアル通信で吐き出すモジュールにすることも出来ます。これは次の記事とかに書こうと思います。この互換品の細かい仕様についても次の記事に書きます。

本家のOpenLogと比較するとこのぐらいのサイズの違いです。部品縛りがあったのでちょっと大きくなりました。写真はRev.Aのもので(上の写真も)、現在はRev.Bを作っています。というかRev.Aの基板は移動中に無くしてしまいました(涙

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