Maker Faire Tokyo2012で展示していたお盆が2日間の展示で4個焦げ臭くなって動かなくなりました。5時間連続運転で人間が休んでいる間もサーボは働いていたような無茶な運用をしていたために熱で焼けたようでした。
2000円のサーボモータとはいえ、二日間で4個8000円が飛んでいくのは悲しいので、原因追求と対策のために分解してみました。
分解したサーボは秋月電子で売っているGWSサーボ S11H/2BBMG/JRタイプというものです。ネットで調べてもすぐには出てこないのですが、GWSのサーボのニュートラルのパルス幅は全て1500μ秒のようです。
GWSの本家サイトが信じられないぐらい見にくいので付属の説明書でガマンします。
ギア部分
精密ドライバーでネジを外します。
モータから出力軸まで4段のギアが入っていることがわかります。後ろ2つは金属ギアでした。出力軸の手前のところにベアリングが入っていて、値段の割りにはしっかりしたものなのだと驚きました。
ギアを外すと、モータの先っぽとポテンショメータが先っぽが見えます。出力軸のおしりにポテンショメータと噛みあわせるための白いプラスチックの部品が見えます。
180度の回転角に制限のあるサーボではなく、連続回転サーボに改造しようと思うとこの白いプラスチックの部品が邪魔になるので手前のベアリングをマイナスドライバーで外して、取り出します。
あと、連続回転サーボにしようとするともう一つ回転角を制限するために出力軸に出っ張りがあるので、これを切ります。トルクの大きいサーボだと出力軸が金属ギアなので切り取るのがちょっと大変です。
赤の矢印の部分の出っ張りを切り取り(削りとり)ます。
詳しいことはここを参考にさせてもらいました:連続回転サーボの作り方
基板部分
3段になっている後ろの部分をマイナスドライバーで爪を外すとゴチャゴチャしたものが見えます。モータと制御基板とポテンショメータです。
可愛らしいポテンショメータです。
焦げたサーボは基板のFETの部分であろう部品が焦げてました。
裏面もモータにつながる直前部分の素子がかなりの熱を持ってたみたいで線が焦げてます。
まとめ
分解も再組み立ても非常に簡単でした。グリスで手がベタベタするのさえ気にしない環境であればw
わたしもこのサーボを焼きました。RC飛行機に搭載していましたので
もちろん大破です。設計に問題があるのではないでしょうか。