オープンソースロガーOpenLogの互換品作ってみた その2 作り方

OpenLogの互換品を使って遊んでいるわけですが,自分で使おうと思っていたので名前をInaLogってつけています.

今回はその使い方と作り方の公開をしておきます.使い方は基本的にはOpenLogと同じです.
データシートとArduinoによるサンプルスケッチを見れば全てわかると思います.
OpenLogのwikiを見るとUAV(無人飛行機)のデータロガーに使われているのがトップページに出てきて心躍ります.

使い方 簡単にログを取る

  1. マイクロSDカード(容量16GBまで)を入れる
  2. 3.3 – 12Vの電源とGND,RX-IピンとマイコンのUARTのTXのピン,3本を繋げる
  3. ボーレート2400から115200bpsで通信する(ArduinoだったらSerial.print();とか)
  4. ログが取れる!
ね,簡単でしょ.
ポインタレギュレータが優秀なのでマイコンを3.3Vで動かしてても電源は3.3Vでも動きます.やはり5V以上のほうが安定するようですが.
接続ピン
  • GRN:GNDに落とすと中のマイコンにリセットがかかる。
  • RXI:OpenLogへのインプット
  • TXO:OpenLogからのアウトプット
  • VCC:3.3V~12Vの電源を入れる。5V以上が推奨
  • GND:グラウンド
  • BLK:OpenLogと互換性を持たせるために入れている。GNDにつながっている。

作り方

ハンダ付け
部品表と合うようにハンダ付けします.細いハンダ線とルーペがあるとちゃんとハンダ付け出来ます.
ファームウェア書き込み
  1. AVR ISP mk2(他のAVRライターでも良い)を用意する.
  2. Atmel Studioをインストールする.
  3. AkiLogのICSPピンにAVR ISP mk2を写真のように接続する.
  4. Atmel Studioからツール→Device Programmingを起動.
  5. Vccに3.3V~12V,VccとGNDを接続してAVR ISP mk2をICSPに接続
  6. FuseをExtend:0xFD,,HIGH:0xDA, LOW:0xFFにしてprogramボタン
  7. https://github.com/sparkfun/OpenLogから持ってきたOpenLogのhexファイル(OpenLog_v3→OpenLog_v3.cpp.hexファイル)をFlashに書き込み
  8. 完成

注意点としてはAVRライターだけではマイコンに電源が供給されないのでInaLogのVccに電源を供給してやることです.

部品表

5個製作しようとすると合計4330円となり,FusionPCBで基板発注かけても1個あたり1500円未満で作れるのでたくさん必要ならお安いですね.使いまわせないコアの部品だけなら1000円未満でしょうか.安さのために作ってるわけではありませんが;;

FusionPCBへ発注したガーバーデータ置いておきます.

http://db.tt/FX8vJThw(zipファイル)

 

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