OpenLogの互換品を使って遊んでいるわけですが,自分で使おうと思っていたので名前をInaLogってつけています.
今回はその使い方と作り方の公開をしておきます.使い方は基本的にはOpenLogと同じです.
OpenLogのwikiを見るとUAV(無人飛行機)のデータロガーに使われているのがトップページに出てきて心躍ります.
使い方 簡単にログを取る
- マイクロSDカード(容量16GBまで)を入れる
- 3.3 – 12Vの電源とGND,RX-IピンとマイコンのUARTのTXのピン,3本を繋げる
- ボーレート2400から115200bpsで通信する(ArduinoだったらSerial.print();とか)
- ログが取れる!
ね,簡単でしょ.
ポインタレギュレータが優秀なのでマイコンを3.3Vで動かしてても電源は3.3Vでも動きます.やはり5V以上のほうが安定するようですが.
接続ピン
- GRN:GNDに落とすと中のマイコンにリセットがかかる。
- RXI:OpenLogへのインプット
- TXO:OpenLogからのアウトプット
- VCC:3.3V~12Vの電源を入れる。5V以上が推奨
- GND:グラウンド
- BLK:OpenLogと互換性を持たせるために入れている。GNDにつながっている。
作り方
ハンダ付け
部品表と合うようにハンダ付けします.細いハンダ線とルーペがあるとちゃんとハンダ付け出来ます.
ファームウェア書き込み
- AVR ISP mk2(他のAVRライターでも良い)を用意する.
- Atmel Studioをインストールする.
- AkiLogのICSPピンにAVR ISP mk2を写真のように接続する.
- Atmel Studioからツール→Device Programmingを起動.
- Vccに3.3V~12V,VccとGNDを接続してAVR ISP mk2をICSPに接続
- FuseをExtend:0xFD,,HIGH:0xDA, LOW:0xFFにしてprogramボタン
- https://github.com/sparkfun/OpenLogから持ってきたOpenLogのhexファイル(OpenLog_v3→OpenLog_v3.cpp.hexファイル)をFlashに書き込み
- 完成
注意点としてはAVRライターだけではマイコンに電源が供給されないのでInaLogのVccに電源を供給してやることです.
部品表
5個製作しようとすると合計4330円となり,FusionPCBで基板発注かけても1個あたり1500円未満で作れるのでたくさん必要ならお安いですね.使いまわせないコアの部品だけなら1000円未満でしょうか.安さのために作ってるわけではありませんが;;
FusionPCBへ発注したガーバーデータ置いておきます.
http://db.tt/FX8vJThw(zipファイル)