簡単なまとめ
- ちょっとすごいロガーはRaspberry Piで動く
- SSH接続などを使って離れた場所の位置・慣性計測ロガーになる
- 無線LANや3Gモデム使えばラジコンなどでも使える・・・
やり方
ちょっとすごいロガーがRaspberry Piでも使えるようにソフトウェアツール追加されました!
部屋の片隅で眠っていたラズベリーパイを取り出し。公式どおりにSDカードをフォーマットしてNOOBSからRaspbianというOSをインストール。手元に無線LANドングルなど無かったので、有線LANでネットに接続。
ちょっとすごいロガーはUSBに挿すとそのまま認識します。ターミナル上で
lsusb
を打つと中に
Bus 001 Device 004: ID 10c4:8912 Cygnal Integrated Products, Inc.
とか出てきていたら、ちょっとすごいロガーが認識されています。
fenrirさんのHow toを参考にそのまま打ち込みます。
普段使いのときはlog_CSV.outファイルのあるディレクトリ上でこれだけ入れれば動きます。
sudo log_CSV.out /dev/ttyACM0 --direct_sylphide=on --page=A --page=G --page=M --page=P
ちょっとすごいロガーで取得されたデータがRaspberry Piに来ています。
普段使いのWindows8.1からTeraTermでSSH接続やリモートデスクトップ接続すると、ラズベリーパイに電源、有線LAN、USBでちょっとすごいロガーを繋いでおくことで、離れたPC上からリモートで動いてるのを確認できました。
応用
せっかくLinuxが載ってるので、無線LANのドングルを使えば、無線LANで地上局のPCと繋がるし、Simロック解除した3Gデータ端末と繋げると3Gが繋がるところどこでも動くかも位置・慣性計測ユニットとして使えそうです・・・!
参考
Raspberry Pi用のautopilotシールド(NAVIO)がDIY Droneの記事にありました。加速度ジャイロ・気圧計・GPSなどは同じメーカーの型番違いのセンサを使っています。NAVIOではGPSはRawデータが出るNEO-6T使ってるからRTKまでやってます。ちょっとすごいロガーでは実際の検証してないですが、GPSのRTKについても可能な仕様です。
osqzss | NAVIO: Raspberry Pi autopilot
DIY Drone | NAVIO: Raspberry Pi autopilot
DIY Drone | NAVIO: RTK demonstration
まとめありがとうございます。以前いなさまが書かれているように、単純なGPS受信機として使うこともできる(direct.gpsを用意する)+例のコマンドを使うことで、ちょっとすごいロガーもRasPi+RTKLIBを使うことができると思います。せっかくなので例のコマンドはサポート外で特段の説明なしに公開することを検討いただけるとありがたいです。