すごいロガーのログビュワーソフト作った

ちょっとすごいロガー、もうちょっとすごいロガーのログはLOG.DATという普通のテキストで見れないバイナリファイルで保存されています。これをエクセルや普通のエディタで表示するためにはNinjaScan GUI(zip)などを使ってアスキーファイルにします。

そのあと、エクセルなどで必要に合わせてグラフ化するのがいいですが、もう少し簡単にログが見れると良いですよね。

ということで作りました。

作った

zipファイル: NinjaScan LOG Viewer

Githubリポジトリ: https://github.com/ina111/NinjaScan_LogViewer

ログのgpstimeから必要なところを切り出してmatplotlibでグラフ化しています。MITライセンスです。

使い方

すごいロガーのLOG.DATファイルを別ソフトのNinjaScan GUIで.csvファイルに変換。その後、LogViewerを使って、csvファイルを選ぶ。

データの中身を確認。範囲内のgpstimeからグラフ化するgpstimeを指定。Launch gps timeがグラフ化の時間のゼロ点。

Plotボタンでグラフ表示。適当に保存して下さい。

下の画像は某大学のハイブリッドロケットの飛翔ログです。極めて簡単にグラフ表示が可能です。出来る人はcsvファイルから自力でグラフ化するのが良いです。カスタマイズが出来ますから。

スクリーンショット 2014-09-16 01.57.33 NinjaScanLOGViewer

 

使っているもの

  • python 言語
  • matplotlib グラフ化
  • Pyside GUI化
  • cx_Freeze exe化(setup.py)

 NinjaScan GUIの改良

地味にNinjaScan GUIも改良しました。GPS受信機のデータをubx形式(付いているモジュールの標準出力)だけではなくNMEA形式でも出力するようにしました。.nmeaファイルをGoogle Earthに読み込ませると結果が表示されます。

ちょっとすごいロガーがスイッチサイエンスで販売開始された

スイッチサイエンス様で販売開始されました。
手数料的にはBASEで買ってもらった方が地味に嬉しいけど、買いやすい方でどうぞ。

近いうちに「もうちょっとすごいロガー(NinjaScan-Slim)」の方も販売して貰う予定です。

BASEのショップ:http://ina111.saleshop.jp/

 

スイッチサイエンスの販売受託プログラムを使って、販売することが出来ました。手数料は安いし、自分の手間は掛からないようになったわで、嬉しいです。担当者の方の対応も良く、スムーズに販売開始となりました。時間がかかったのは自分の準備が中々時間取れなかったとかそういう部分でした。電子工作の物が出来てる人はスイッチサイエンスでの販売受託プログラムおすすめです。

http://trac.switch-science.com/wiki/PersonalWorkDistribution

ちょっとすごいロガー説明書作った。

 

これまでgoogle codeのプロジェクトページだったり、fenrirさんのブログかこのブログを見るようにという雑な対応でしたが、「ちょっとすごいロガー」の第2ロットが完成したので、ちゃんとした説明書を作りました。

説明書(PDFファイル)

スクリーンショット 2014-08-10 03.59.22

「もうちょっとすごいロガー」の販売開始

2014年4月からBASEで販売開始したちょっとすごいロガーですが、3ヶ月で初期製作分のロットが売り切れました。

http://www.ina111.org/ninjascan-light

ほとんど宣伝してない上に、販路が個人ECショップだけの割に大人気でした。

会社がほどほどに忙しいので、中々自分の時間を使いたくないということで、第2ロットからは製造は中国、検品、ファームウエア焼き、梱包はアルバイトの方にやってもらうようにして、定期的に在庫が切れないようにして販売を続けていきたいと思います。

製造計画

ちょっとすごいロガーの製造計画。2014年は個人の所持金的な問題で3回に分けますが、そのあとは年に2回生産する予定で、2016年までは製造し続けます。

販路拡大

これまではBASEでだけ販売していまいたが、電子部品の有名ECショップで9月頃から販売出来るように話を進めています。

もうちょっとすごいロガーの販売開始

さらに小さなロガーである「もうちょっとすごいロガー(NinjaScan-Slim)」も製造完了しました。これだけ小さいと更に用途が広がります。

こちらもfenrir氏が開発してるオープンソースハードウェアです。販売・営業とPCでのソフト開発などを私が行っています。こちらは8月後半から販売開始予定です。

https://code.google.com/p/ninja-scan-light/wiki/NinjaScanSlim

2014-08-08 22.29.53

↓BASEで買えます。

ちょっとすごいロガーを便利に使う(4)Raspberry Piに接続

 

簡単なまとめ

  • ちょっとすごいロガーはRaspberry Piで動く
  • SSH接続などを使って離れた場所の位置・慣性計測ロガーになる
  • 無線LANや3Gモデム使えばラジコンなどでも使える・・・

ラズベリーパイとちょっとすごいロガー

 

やり方

ちょっとすごいロガーがRaspberry Piでも使えるようにソフトウェアツール追加されました!

部屋の片隅で眠っていたラズベリーパイを取り出し。公式どおりにSDカードをフォーマットしてNOOBSからRaspbianというOSをインストール。手元に無線LANドングルなど無かったので、有線LANでネットに接続。

ちょっとすごいロガーはUSBに挿すとそのまま認識します。ターミナル上で

lsusb

を打つと中に

Bus 001 Device 004: ID 10c4:8912 Cygnal Integrated Products, Inc.

とか出てきていたら、ちょっとすごいロガーが認識されています。

 fenrirさんのHow toを参考にそのまま打ち込みます。

普段使いのときはlog_CSV.outファイルのあるディレクトリ上でこれだけ入れれば動きます。

sudo log_CSV.out /dev/ttyACM0 --direct_sylphide=on --page=A --page=G --page=M --page=P

スクリーンショット 2014-04-30 04.09.03スクリーンショット 2014-04-30 04.54.38

ちょっとすごいロガーで取得されたデータがRaspberry Piに来ています。

普段使いのWindows8.1からTeraTermでSSH接続やリモートデスクトップ接続すると、ラズベリーパイに電源、有線LAN、USBでちょっとすごいロガーを繋いでおくことで、離れたPC上からリモートで動いてるのを確認できました。

スクリーンショット 2014-04-30 11.32.12 スクリーンショット 2014-04-30 11.32.27

応用

せっかくLinuxが載ってるので、無線LANのドングルを使えば、無線LANで地上局のPCと繋がるし、Simロック解除した3Gデータ端末と繋げると3Gが繋がるところどこでも動くかも位置・慣性計測ユニットとして使えそうです・・・!

参考

Raspberry Pi用のautopilotシールド(NAVIO)がDIY Droneの記事にありました。加速度ジャイロ・気圧計・GPSなどは同じメーカーの型番違いのセンサを使っています。NAVIOではGPSはRawデータが出るNEO-6T使ってるからRTKまでやってます。ちょっとすごいロガーでは実際の検証してないですが、GPSのRTKについても可能な仕様です。

osqzss | NAVIO: Raspberry Pi autopilot

DIY Drone | NAVIO: Raspberry Pi autopilot

DIY Drone | NAVIO: RTK demonstration

参考サイトと購入先

ちょっとすごいロガー公式の使い方サイト