CANSATトークイベント行ってきた

 

11月1日、阿佐ヶ谷のロフトAで行われた『CanSat超小型模擬人工衛星』発記念「衛星まつり~CanSat フィーバー』というCanSatに関するトークイベント行ってきました。CanSatもっと広まると良いなぁと思います。まずは作って楽しいってところでも良いです。

ちゃんと仕事になるような技術開発の練習として、CanSatっていう分野のものつくり教育は広まって欲しいです。(経験者として)今まさに仕事に直結して活きているので有意義であるなぁと思う次第です。

イベントのまとめは下記にあります。

http://togetter.com/li/739867

イベントの開催理由でもある、CanSat本、よく出来ているので作りたい人は必携です。

(((この本が売れてUNISECの財政状況が良くなって会費が安くなればなぁ・・・w)))

 

 昔の画像出てきた

2011年の能代宇宙イベントの自分たちのハイブリッドロケットに搭載する用に自分で作ったCanSatの写真が出てきた。懐かしい。ほぼ初めての電子工作だったのであまりにも稚拙で、もはやカワイイ・・・

IMG_0635-1

 

実際は写真の基板をスタイロフォームでくるんで赤いビニールテープでグルグル巻にしてビニール袋のパラシュートを付けました。

最終段階の写真が無いぐらいにギリギリの製作でした。。。。そしてロケット自体がほぼ弾道落下したので、このCanSatは日の目を見ること無く・・・・(涙)

この時の自作のCanSatは、加速度、ジャイロ、地磁気、GPSとSDカードにログ保存をしていました。

このCANSATの製作のときにfenrirさんにお世話になったことや、悔しい思いの跳ね返りというか怨念が煮詰まった結果として、「ちょっとすごいロガー」とか「もうちょっとすごいロガー」の販売に繋がっているので、いい思い出です。

http://ina111.github.io/NinjaScan_GUI/index_ja.html

 

すごいロガーのログビュワーソフト作った

ちょっとすごいロガー、もうちょっとすごいロガーのログはLOG.DATという普通のテキストで見れないバイナリファイルで保存されています。これをエクセルや普通のエディタで表示するためにはNinjaScan GUI(zip)などを使ってアスキーファイルにします。

そのあと、エクセルなどで必要に合わせてグラフ化するのがいいですが、もう少し簡単にログが見れると良いですよね。

ということで作りました。

作った

zipファイル: NinjaScan LOG Viewer

Githubリポジトリ: https://github.com/ina111/NinjaScan_LogViewer

ログのgpstimeから必要なところを切り出してmatplotlibでグラフ化しています。MITライセンスです。

使い方

すごいロガーのLOG.DATファイルを別ソフトのNinjaScan GUIで.csvファイルに変換。その後、LogViewerを使って、csvファイルを選ぶ。

データの中身を確認。範囲内のgpstimeからグラフ化するgpstimeを指定。Launch gps timeがグラフ化の時間のゼロ点。

Plotボタンでグラフ表示。適当に保存して下さい。

下の画像は某大学のハイブリッドロケットの飛翔ログです。極めて簡単にグラフ表示が可能です。出来る人はcsvファイルから自力でグラフ化するのが良いです。カスタマイズが出来ますから。

スクリーンショット 2014-09-16 01.57.33 NinjaScanLOGViewer

 

使っているもの

  • python 言語
  • matplotlib グラフ化
  • Pyside GUI化
  • cx_Freeze exe化(setup.py)

 NinjaScan GUIの改良

地味にNinjaScan GUIも改良しました。GPS受信機のデータをubx形式(付いているモジュールの標準出力)だけではなくNMEA形式でも出力するようにしました。.nmeaファイルをGoogle Earthに読み込ませると結果が表示されます。

ちょっとすごいロガーがスイッチサイエンスで販売開始された

スイッチサイエンス様で販売開始されました。
手数料的にはBASEで買ってもらった方が地味に嬉しいけど、買いやすい方でどうぞ。

近いうちに「もうちょっとすごいロガー(NinjaScan-Slim)」の方も販売して貰う予定です。

BASEのショップ:http://ina111.saleshop.jp/

 

スイッチサイエンスの販売受託プログラムを使って、販売することが出来ました。手数料は安いし、自分の手間は掛からないようになったわで、嬉しいです。担当者の方の対応も良く、スムーズに販売開始となりました。時間がかかったのは自分の準備が中々時間取れなかったとかそういう部分でした。電子工作の物が出来てる人はスイッチサイエンスでの販売受託プログラムおすすめです。

http://trac.switch-science.com/wiki/PersonalWorkDistribution

ちょっとすごいロガー説明書作った。

 

これまでgoogle codeのプロジェクトページだったり、fenrirさんのブログかこのブログを見るようにという雑な対応でしたが、「ちょっとすごいロガー」の第2ロットが完成したので、ちゃんとした説明書を作りました。

説明書(PDFファイル)

スクリーンショット 2014-08-10 03.59.22

「もうちょっとすごいロガー」の販売開始

2014年4月からBASEで販売開始したちょっとすごいロガーですが、3ヶ月で初期製作分のロットが売り切れました。

http://www.ina111.org/ninjascan-light

ほとんど宣伝してない上に、販路が個人ECショップだけの割に大人気でした。

会社がほどほどに忙しいので、中々自分の時間を使いたくないということで、第2ロットからは製造は中国、検品、ファームウエア焼き、梱包はアルバイトの方にやってもらうようにして、定期的に在庫が切れないようにして販売を続けていきたいと思います。

製造計画

ちょっとすごいロガーの製造計画。2014年は個人の所持金的な問題で3回に分けますが、そのあとは年に2回生産する予定で、2016年までは製造し続けます。

販路拡大

これまではBASEでだけ販売していまいたが、電子部品の有名ECショップで9月頃から販売出来るように話を進めています。

もうちょっとすごいロガーの販売開始

さらに小さなロガーである「もうちょっとすごいロガー(NinjaScan-Slim)」も製造完了しました。これだけ小さいと更に用途が広がります。

こちらもfenrir氏が開発してるオープンソースハードウェアです。販売・営業とPCでのソフト開発などを私が行っています。こちらは8月後半から販売開始予定です。

https://code.google.com/p/ninja-scan-light/wiki/NinjaScanSlim

2014-08-08 22.29.53

↓BASEで買えます。